皆さんこんにちは、ごぶりんです。
鎧の孤島で増えた新要素に対応するのが大変ですね。でも楽しいです。皆さんもめいっぱい楽しみましょうね。
さて、もう自分の中では恒例と化している「Twitterで使用ポケモンを募集して組んだptで対戦しよう企画」で今回もマスボ級に上がることができたので、型を紹介していきたいと思います。
【構築経緯】
今回の指定は最終進化系に限定することなく、その系統のポケモンを自分で選択して使用できるルールにしました。
孤島で新規追加になったポケモンの判別もつかない認知症を発症していたので、以前からランクマで使えたポケモンの指定を通しちゃってから替えてもらうとかいうガバをやらかしながらも、クリムガン→エモンガ→ベロリンガ系統→ポリゴン系統→キュワワー→ケーシィ系統の6匹でptを組むことになりました。
並びを見て確信しました。「あ、エースバーンで詰んだな」と。
クリムガンは過去に使ったことがあり、エースバーンのダイナックルと撃ちあえる耐久はないと感じていました。ダイナックルの起点にされながら粉砕されるノーマル勢もダメ。エモンガは上からダイバーンやらキョダイカキュウ食らって消し炭。フーディンは不意打ちで縛られる。
キュワワーで無理やりエースバーンに対応することに決めました。できる気はしていませんでしたが、決めました。
昔から型破りクリムガンで舐め腐った剣舞をしてくるミミッキュをぶちのめすことに快感を覚える性癖をしているので、アイアンテールを仕込んだ型破りクリムガンを採用することに決定。
トゲキッスに蹂躙される気がしたので、エモンガで無理やり対応することに。
フーディンでエースバーンのリベロを誤魔化したいなぁ……とか考えながら、残り3匹の型を適当に決めて構築が完成しました。
その後、ランクマで対戦をしたのですが……戦績が酷かったです(13戦して4勝9敗)。使い慣れていなかったポケモンが大半を占めていたことに加え、型を誤ったポケモンが6匹中3匹いました。
それらの再調整をし、ポケモン達の使用感も少しわかってきた結果……15勝13敗まで勝率が伸び、マスボ級に上がることができました!やったね。
以下、個別の型紹介に移ります。
調整や技構成の意図、再調整したポケモンはその変更内容も記載しています。
いつものことなので常体に切り替えます。
【個別紹介】
クリムガン@ロゼル(フェアリー半減実)
性格:意地っ張り
特性:型破り
実数値(努力値):159(52)-189(252)-111(4)-×-122(92)-82(108)
技構成:ドラゴンクロー、アイアンテール、雷パンチ、蛇睨み→地震
調整は4振り60族抜き(兼麻痺した最速ミミッキュ抜き)、C172トゲキッスの珠ダイフェアリーをロゼル込み15/16耐え、A156ミミッキュの珠ダイフェアリーをロゼル込み確定耐え。
実際、型破りクリムガンはマジミラに止められることなくステロを撒くことができるので、型破りでもアタッカー一点読みはされにくい印象がある。なお、素のアイアンテールはABミミッキュには確定で耐えられるのでミミッキュ対面は大概ダイマを切ってる。そもそもアイアンテールは当たらねえからな(諦観)。
雷パンチは一応ギャラドス対面での打点兼眠りケアのダイサンダー用に入れている。ギャラには1度も打たなかったがダイサンダーで眠り回避は何度かやった。
ダイマックスの仕様がなければドラゴンクローは採用するつもりはなかったが、ダイドラグーンのAダウンと一致130技は魅力的だったので採用した。
当初は面倒な相手に麻痺を入れるために蛇睨みを採用していたが、鋼タイプ、特にジバコイルへの打点がなく絶望する機会に恵まれてしまったので地震を採用した。ジバコイルをぶっ殺す機会は終ぞなかった。地震は結構使った。
目の前の相手に打つ技の一貫性がかなり低い上に遅いため、相手の受け出しを考慮して立ち回る必要があった。
エモンガ@混乱実
性格:臆病
特性:電気エンジン
実数値(努力値):145(116)-×-80-95-112(252)-155(140)
技構成:エアスラッシュ、挑発、怪電波、羽休め
調整は最速ドリュウズ抜き、C189トゲキッスのダイフェアリーを7/8耐え。
癒し枠。理想を詰め込んだようなロマン構成だが、意外と相手の特殊アタッカーを黙らせる活躍をしている。
トゲキッスと対面できたら挑発→怪電波の流れでダイマしてくれることを期待する。+2トゲキッスに死に出し?ハハッ、ご冗談を。
ラプラスには怪電波を1発入れることさえできれば羽連打でダイマターンは枯らせる。ラプラスは一応電気タイプであるこの子の一致電気技を警戒する意味もあるのか、対面だとかなりの場合でキョダイセンリツを撃ってきていた。
混乱実かタラプかで迷っていたが、タラプ食ったところで大して変わらねーなと察して混乱実にした。1度、致命になりかねない急所被弾をリカバリーできたので選択は正解だった。
ロトムは誤魔化せるけど対策にはならない。打点がないからね。
カバルドン入りにはこの子かもう1匹の挑発持ちを初手で投げることを意識していた。この子だと地震のみのカバを完封できるのでとてもよい。
ベロベルト@残飯
性格:図太い
特性:どんかん
実数値(努力値):209(188)-×-160(244)-110(76)-115-70
→193(60)-×-138(84)-129(228)-116(4)-87(132)
技構成:雷、火炎放射、波乗り→ドロポン、身代わり
変更前の調整はオッカナットレイを放射で高乱2発にできるラインを確保していたが、ハッサムに上から殴られるわ火力が足りないわ。変更後の調整は4振りハッサム抜き、H振りハッサムを放射で確1。HPは16n+1を意識して残りを配分した。結果A200ハッサムのバレパン4発を、残飯3回込みで約4/5耐え。
pt唯一の炎打点。ドヒドナットへの殺意の表れとして対面からの宿り木どくどく含めて咎めるために雷放射身代わりを仕込み、これだとヒトムへの打点がpt単位でほぼなくなることを嫌って水技を採用した。
波乗りをドロポンに変えた理由は、火力が足りないのもそうだが水技はほとんどヒトムにダイマを切って撃つ技だと考えたから。実際はそれなりに素でドロポンを撃ったが、ドロポンでも火力が足りなかったくらいなので外しのリスクはあれど正解だった。炎技を撃つタイミングは外しちゃいけないタイミングである可能性が高いため、放射にしている。
変更後にハッサム入りと当たることはなかったが、ヒトムカバナットのサイクル相手に殴りまくったりしたので活躍はしている。
ポリゴン2@輝石
性格:図太い
特性:トレース
実数値(努力値):191(244)-×-156(252)-126(4)-116(4)-81(4)
技構成:トライアタック、放電、イカサマ、自己再生
ふつーのHBポリ2。輝石持ちのBD偶数にしたい病に罹患しているので、D12振りではなくCDS4振り。
クッソ強かった。過去作品でポリ2を使ったことはなかったが、みんなが使ってた理由がわかった。いやホント硬いねこの子。昔は完全な敵だったので本当に嫌いだったよ。
イカサマは主にドラパルト意識で採用しているが、相手の持ち物がはっきりするまでは安易に撃たないように気をつけていた。今作はダイマ弱保というごり押しの手段があるので。また、よく突破可能なポケモンを後投げされるので、その交代を意識して立ち回るようにはしていた。
なお、追加効果はどうせ出ないので発動したらラッキーくらいの気持ち。本当は毎回発動してほしい。運悪い芸人つらい。
一撃技読みのダイマ切りもそれなりにした。相手の行動が読みやすくて助かるが、こちらの火力がないので結局3割に怯えることになっていた。
15勝のうち、こいつでのTOD勝ちが3勝くらいあったはず。でもこの子はMVPではない。
キュワワー@アッキ
性格:図太い
特性:ヒーリングシフト
実数値(努力値):158(252)-×-156(252)-102-131(4)-120
技構成:ドレインキッス、挑発、宿り木、光合成
ふつーのHB特化キュワワー。
圧・倒・的・MVP!
A168エースバーンの珠130技が103〜122(65.2〜77.2%)ダメというダメ計結果を見て「無理だなぁ〜」と思っていたところで、アッキオンバーンの記事を思い出した。
本来オンバーンは物理受けが安定するようなポケモンではないが、アッキのおかげで珠エースバーンも捌き切れるという記事だった。
キュワワーはそのオンバーンよりも低い耐久ではあるものの、ダイナックルが半減なのは同じであり、ヒーリングシフトのおかげで回復効果のある技を+3の優先度で使える点から似たようなことが可能ではないかと考えた。アッキ発動後の珠130技は70〜83(44.3〜52.5%)ダメになることが確認できたので、この型を採用するに至った。しかしオンバーンとは違い、アイへ持ちエースバーンのダイスチルは無理。
ヒーリングシフトの効果をご存知でない方が多く、よく相手を翻弄していた。挑発も全く読まれず、1匹で相手をボコボコにした経験もある。
火力はゴミと言って差し支えないので、光合成を撃たなくても受けきれる時やドレインキッスで回復しきれる時以外はなるべく攻撃しないようにしていた。弱点タイプに変わっているD96エースバーンに対して、ドレインキッスが62〜74ダメしか入らない。
まあ+3で上から叩き込めるので、立ち回り次第ではエースバーンの処理に役立つ技ではあった。
ところでポケカ画像を探してる時、キュワワーはこの1枚しか発見できなかったんだが???
なんだこの不遇感は。思った以上に強かったぞこの子。
フーディン@襷
性格:臆病
特性:マジックガード
実数値(努力値):130-×-65-187(252)-116(4)-189(252)
技構成:サイキネ、草結び、イカサマ、スキルスワップ→ワイドフォース、マジシャ、草結び、サイコフィールド
テンプレフーディン。……ごめん嘘。
当初は、スキスワを駆使してエースバーンの不意打ちを透かしつつ、「タイプ一致イカサマ叩き込めないかなぁ〜」みたいなことを考えていた。リベロ奪えるだけでも価値はあるのでね。
しかし対戦する中で、ダイマックス状態のポケモンにスキルスワップが効かないことを知った。
仲間作りが効かないことは知っていたのだが、スキルスワップは予想していなかったので驚きすぎてひっくり返った。特性変更技は全てダイマに無効なのかと思ったが、胃液や悩みのタネは効くらしい。
恐らく、「ダイマターンを削ることが可能な特性変更要素のある技」が無効にされているのだと思う。
何はともあれ、スキスワ事変の経験を受けて技構成を変えることにした。
不意打ちを透かすために補助技を仕込むことは決めていたのだが、その補助技を撃つことで相手の不意打ちタイプ変更を無効にしたいと考えていた。フーディンのメイン火力は当然一致のエスパー技であり、それをリベロ不意打ちで無効にされるのは非常に美味しくない。
補助技に電磁波を採用すればダイジェットにも対応できるが、ラムだとボッコボコにされる上にかなりの頻度で外れる技なので、なるべくなら採用したくなかった。
何かないかと探し続けていると、サイコフィールドのわざマシンを発見した。
今でこそ「○○メイカー」や「ダイ○○」でフィールドを展開するが、元はと言えば「○○フィールド」という技を用いることで全体を対象に発動する、重力やルーム技と同系統の技だ。
サイコフィールドの効果はご存知の通り、接地しているポケモンのエスパー技の威力1.3倍+接地している相手ポケモンを対象にする優先度+1以上の技の無効化。
リベロの仕様で不意打ち不発時にはタイプ変更が起こらないため、エースバーン不意打ち、フーディンサイコフィールド→フーディンワイドフォースでエースバーンを吹き飛ばすことができる。ワイドフォースのタイミングでダイマされると倒すことはできないが、H155D96エースバーンに6割前後のダメージ。
なお、サイコフィールド下でのエースバーンの不意打ちは不発するわけではなく、発動した上で無効化されるだけなのでタイプは変更される。だが、その仕様を知っていても無効になる不意打ちを打ってエスパー技を避けるのは勇気が要ると思う。
襷を残していると3回に1回くらいは即ダイマを切られてしまい、サイコフィールド展開するだけで死ぬハメになるので、理想は少しだけ削れている状態でのエースバーン対面だと思う。難しいけどね。
フーディンのリベロイカサマの可能性がなくなったので、イカサマをマジカルシャインに変更した。悪ポケモンに対する明確な打点を持てて使いやすくなった。
サイコフィールドで不意打ち透かしてエースバーン倒すの気持ち良すぎた。アレは快楽物質出てる。
【結果】
戦績は前述した通り、こんな感じでした。
正直構築考えてる時はマスボ級に上がれるとは思っていなかったので、上がれた時は結構嬉しかったです。
でも、使ってるうちに「あ、意外と勝てるぞこいつら」ってなっていったので、20戦終える頃には勝率はともかくマスボ級には上がれると思っていました。
達成できて一安心といったところです。
キュワワーの可能性を見たり、やべえ型のフーディン考案できたりと、今回も楽しく企画をやれました。
Twitterでリプを送ってポケモンを指定してくれた皆様、ご協力ありがとうございました。また何かあったらよろしくお願いします。
今期は、孤島で新規追加されたポケモンのみで組んだ世代統一ptを使って遊ぶことにします。
記事を書くかは決めていません。
では、また次回。
何の記事かはわかりませんが。