エンペルトとたゆたうレートの波間

ポケモンのことを適当に

【蚊帳の外道杯】最強の外道ナッシーで大会環境を荒らせ!!


【はじめに】

みなさんこんにちは、ごぶりんです。


今回は、カヤさんとそとみちラミさんの共催仲間大会、蚊帳の外道杯に参加してきた記事になります。

ルールは、シーズン15の使用率TOP150が使用禁止の1点のみ。

例外として、オーラブレイクのジガルデは使用できます。

使用可能禁伝をまとめると、両ギラティナ、素キュレム、オーラブレイクジガルデ、コスモッグコスモウム、素ネクロズマ、月蝕ネクロズマ、素バドレックス。


パワーのある禁伝もいますが、このラインナップを見て思いました。俺のナッシーならハメ倒せそうじゃない?

以前この記事( https://gobrin-nagase.hatenablog.com/entry/2020/10/03/182927 )で紹介したことのあるナッシーは、先制or連続技持ちと草タイプ、特性防塵、マジックガード、マジックミラーのポケモン以外なら技を外さなければ大体勝てます。

TOP150が禁止ということは、エースバーンもゴリランダーもナットレイもサンダーもウーラオスバンギラスも、その他キッツイ禁伝も全てが使えません。


ナッシーで犯罪することに決めてptを組み始めました。ほら、大会名に外道って入ってますし(違うそうじゃない)。


ナッシーが最大限に活躍するために必要なのは、相手の草タイプの選出を抑制することです。

悪タイプは正直スリップだけで倒せるので、スリップを入れられない草タイプの方がしんどい。

そこで、周りをガチガチに固めて草タイプを威圧することにしました。


禁伝枠で草に強いのがいますね。ギラティナ採用です。オリジンが多いと思ったので、ミラーにも負けないアナザーを使うことにしました。禁伝は火力よりも耐久派です。


ナッシーのサポートに、ねばねばネットを撒ける枠がいると最高です。猫騙しや岩石封じに対応が利き、ねばねばネットを踏まずにダイマで加速までしてくるオリジンギラティナに弱くない枠としてりんぷんアブリボンを採用しました。


草に安定して受け出せる枠として、炎と毒ポケモンが欲しいと思いました。ナッシーとのシナジーがある原種キュウコン、ナッシーと同じく活躍できる可能性がありそうなダストダスを選択しました。


残り1枠でステロを撒けたらいいなと思ったんですが、よく見たら岩の一貫が厳しいことに気がつきました。あとダイジェットの一貫もまあヤバいです。レートで2度出会った、身代わり瞑想オリジンギラティナもナッシーじゃ勝てません。面倒臭い展開を阻止するために挑発、ナッシーのサポートのために岩石封じが欲しいです。全部満たすのがテラキオンしかいませんでした。採用。


以下、個別紹介です。

採用順に紹介。

いつものことなので常体にします。



【個別紹介】


ナッシー@カムラのみ

性格:臆病

特性:収穫

実数値(努力値):168(個体値27)-×-109(28)-145-127(252)-114(228)

技構成:神通力、宿り木の種、眠り粉、身代わり


最強の悪魔。

調整は、HP175のウーラオスに宿り木を入れた際に2ターンで身代わり分のHPが回復できる実数値168、1加速で最速ウツロイド(エモンガ)抜き、2加速で+1準速100族と同速、C194サザンドラの悪の波動を確定耐え。


本来のレートではナットレイに手も足も出ず、緊張感でカムラを食わせてもらえないバドレックスなどにボッコボコにされるがこのルールでなら一際輝く。

耐久も並みにはあるので、むしのさざめき以外の音技で貫通一撃死しにくいのも魅力。

技を外さない、最速起きされ続けない条件下に限り、かなりの相手を一方的に仕留められる。

上から攻撃されてカムラを食べつつ下から眠り粉を当て、収穫してまたカムラを食べるという、眠りターンの消費をさせずに1ターンで+2になるのが最強ムーブ。たまに決まる。

今大会は遅い起点作りが多く、初手から投げて上からハメハメパターンも結構やった。


3タテ3回もできて大満足。


ギラティナ@弱点保険

性格:控えめ

特性:プレッシャー

実数値(努力値):225-×-140-166(244)-142(12)-142(252)

技構成:シャドーボール、大地の力、空を飛ぶ、瞑想


耐久おばけ。

C特化月蝕ネクロズマシャドーレイを、素の状態で確定耐えする。何言ってんだろうね。

今回使える普通の禁伝はドラゴンかゴーストのみであり、ある程度弱点を突く対策がなされていると思ったので保険金詐欺型。

瞑想を見るとダイジェットを考慮しない人がいるので型誤認も狙っている。

この子のアシストもさせるつもりで後ろのポケモンを考えた。

火力はない。

ナッシーの障害になる草牽制枠その1。


アブリボン@気合いの襷

性格:臆病

特性:りんぷん

実数値(努力値):135-×-106(204)-143(220)-90-170(84)

技構成:ムーンフォース、花粉団子、とんぼ返り、ねばねばネット


以前、虫統一で使用した個体を技だけ変えてそのまま流用したが、絶対CSで作り直した方がよかった。

調整は、A182ウーラオスの水流連打3連続最高乱数切り耐え、最速ガブリアス抜き。

最速エモンガと同速とかどう考えても弱すぎる。本当になんで育成し直さなかったのか。謎。

技はムンフォ、団子(さざめきの方がいいけどレコードケチった)、ねばネは確定していて1枠は何でもよさそうだと思っていたところ、初手テラキオンのステロ撒きを嫌って初手に出てくる襷持ちの襷を潰せるとんぼ返りがいいと思ったので採用した。

結果採用は大正解だったが、最後の最後でその選択肢に気がつかなかった。気づいていたらつよつよ主催に勝てていたかもしれない。ぐぬぬ〜〜!!

ナッシーの障害になる草牽制枠その2。


キュウコン@食べ残し

性格:臆病

特性:日照り

実数値(努力値):177(228)-×-99(28)-101-120-167(252)

技構成:マジカルフレイム、イカサマ、炎の渦、鬼火


まあまあヤバめな型。

ナッシーが草から逃げ帰る際に受け出すことを想定していたので耐久振り。

物理は鬼火、特殊はマジフレで無理やり抑え、ギラティナの起点にすることも狙う。

相手の火力が乏しいなら渦と火傷スリップでガンガン削って倒すことも考えていた。

火力は控えめに言ってゴミだったが耐久は並み以上にはある。

草牽制枠その3。


ダストダス@黒いヘドロ

性格:図太い

特性:誘爆

実数値(努力値):177(172)-90(最低)-147(252)-×-113(84)-95

技構成:ボディプレス、どくどく、身代わり、痛み分け


自慢の1体。

調整は、一致イカサマを身代わりが確定耐え。

以前単タイプ統一( https://gobrin-nagase.hatenablog.com/entry/2020/03/31/075656 )で使った個体そのまま。

鋼、毒以外の低火力ポケモンを全て滅ぼすゴミの塊。

ナットレイがいないためイキイキしていた。

が、ナッシーの通りが良すぎたために選出率はかなり低め。

1戦、その耐久力を活かしてギリギリまで粘ってくれたが、惜しくも乱数に敗れた。

ポルターガイスト接触にしろ委員会に入会した。接触なら誘爆ダメ込みで倒せていたのに。ぐぬぬ

草牽制枠その4。


テラキオン@ジャポのみ

性格:陽気

特性:正義の心

実数値(努力値):166-181(252)-110-×-111-176(252)

技構成:インファイト、岩石封じ、挑発、ステルスロック


ナッシーのサポート役としては完璧。

状況に応じて、ナッシーが対面して上から動けるようにがんぷう、交代を抑制するステロ、補助技を潰す挑発を押す。

インファはほぼ撃たなかった。

ジャポのみにしている理由は、テラキオンがそれなりにいると考えていたため。

テラキオン同士の対面は持ち物が襷ならがんぷうを押すのがド安定になるため、その安定行動を許さないためにジャポ+インファで破壊する算段だった。テラキオンを見てない。

ただまあ、ジャポで困ったことも特になかったし問題はなかったかな。

草を呼んでしまう可能性はあるものの、岩タイプと飛行タイプを牽制したかった。



【さいごに】

いかがでしたか?

ナッシーが活躍できそうだと考えて構築を組み、実際に大活躍してくれたのでとても満足しています。

楽しかったです。

使える禁伝の大半に強めで天敵のウーラオスやエースバーンがいないレジスチルが使用率1位だったようですが、身代わり張られる前に宿り木さえ入れれば一方的に勝てるナッシーはやっぱり環境に刺さってましたね。


戦績はこんな感じでした。

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8-4の1548。

ただ、正直もっと勝てたと思うので、戦績には満足していません。自分が弱かったです。

これから1ヶ月くらいはオンラインの期限が切れるので対戦できませんが、その後はまたやるのでダイパやアルセウスもぼちぼちやりつつ、対戦も強くなっていきたいです。頑張ります。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

主催のカヤさん、そとみちラミさん、お疲れ様でした。とても楽しく参加させてもらいました。

ラミさん個人で開催の特殊ルール仲間大会、特殊すぎて参加に踏み切れないことも多いんですがなるべく参加していきたいです。


では、また何かの記事でお会いしましょう。








【負けた対戦】

悔しかったので反省のためにもまとめておきます。読まなくて全然大丈夫です。

1戦目:ジュナイパーがクソ重かった。しかもワカシャモからのバトンまでされそうだったので本当にキツかった。

ワカシャモが2加速2ビルド状態で、キュウコンのマジフレ+炎の渦スリップ圏内かもしれないラインだった時にバトン読みで鬼火を撃った。突っ張られて削られて、大事なキュウコンが削られてしまう。

択負けだと思っていたが、あの場面バトンタッチでジュナイパーが出てくるならダイバーンで焼き払えるのでダイバーンが正解だったか。バトン先はバンバドロの可能性もあり、そちらもかなりキツかったが、キュウコンのHPが一番大事だったのは確実。バンバドロにバトンされたらアブリボン捨て、ダストダスで身代わりできることに期待するのが勝ち筋だった気がする。

最後は乱数に負けたので、プレミすると乱数も微笑んでくれないということだね。


2戦目:初手ジュラルドンがダイマしてきて、テラキオンががんぷう入れるだけで落ちた。ナッシーで眠らせてダイマターンを枯らし、宿り木も入れてハメに入っていた。ジュラルドンのHPが3割くらい、こちら4割の時に神通力圏内だと思って攻撃したが耐えられて負けた。

眠り粉外しに怯えた結果だが、それなら身代わりを張って確実に宿り木ダメを入れて削り、絶対倒せるだろうというラインまで削るべき。最良は眠り粉を撃つことなのは間違いない。甘え。

また、ギラティナでダイジェットしてジュラルドンを倒し、次に出てきたエルレイドにダイホロウを撃ったのは弱すぎた。ギラティナエルレイド程度には倒されないし、裏は月蝕ネクロズマが濃厚。ネクロズマに上から殴られるパターンは電磁波かトリルのみ、ダイアースを撃ってダイマ終了後に備えるべきだった。

結果トリルからシャドーレイを食らって負けた。火力アップアイテム持ちなのが確定なので、Dを上げていたら耐えて弱保で返り討ちにできていた。かなり弱いプレミ。


3戦目:お互い1体落ちて、ナッシーがいい感じに相手のダイマしたギガイアスをハメる体勢に入っていた時に、身代わりを読まれて相手のキュレムに交代された。

眠り粉で突っ張ったが、氷技(物理なら氷柱針)かダブルウィングが濃厚な場面で加速してないナッシーで突っ張るのはあり得ないプレイングだった。

裏のキュウコンで受けて鬼火を押して、キュレムに入ればナッシーのハメで比較的有利な状況に。眠ったままのギガイアスを受け出されて鬼火をスカされたらイカサマでギガイアスを削りナッシーに託し、砂ダメでカムラを発動させてキュレムもハメて勝つ。このルートが一番太い勝ち筋だったし、キュウコン引きは安定行動。それを選択してないのは弱すぎてお話にならない。


4戦目:主催のカヤさん。初手ギモーで壁張り脱出、レジスチルが積みに来たもののギラティナを対面させて技を確定させ、ナッシーでハメられる確信を持ちハメに行った。月蝕ネクロズマダイマも上手く眠り粉と身代わりを絡めていなしたところで、ギモーの挑発を受け引かざるを得ない状況に。

正直ここ以降はプレミの連続。イカサマを受けながらもアブリボンを受け出して、次のターンは光の壁とねばねばネット

まず、ここは壁を残されてもムンフォでギモーを落とすべきだった。そうすれば数的有利を作れたし、こちらはダイマも残っていた。ネクロズマが珠じゃないのはわかっていたので、急所でもダイマギラティナは飛ばされない(結果メテビだったのでC+1急所は飛ぶ)。

時間がかなり経っていたことに気づかず、ナッシーが確実に上を取れるようになどと悠長をしたのが1つ目のプレミ。

2つ目は、ギモー交代ネクロズマ出しに対するムンフォ撃ち。レジスチルならその後ナッシー出しでおっけー、ネクロズマでも30%でCダウン、ギモー居座りなら突破などと能天気に考えていたが、まずお互いにナッシーとレジスチルがいる以上、数的不利を取ればほぼ負ける状況を理解していそうなお相手がギモーを居座らせるわけがない。ねばネがある状態で引きが確定しているのだから、選ぶべきはとんぼ返り。レジスチル引きならナッシー、ネクロズマ引きならギラティナダイマを切ることすらなく有利な状況を作れる。

最後は、ネクロズマアブリボン対面でダイワームを撃ったこと。ダイウォールかダイワームかで悩んでいたのだから、時間ギリギリまで粘っていれば残り3分の表示を見てダイウォールを選んでいた。時間ギリギリまで粘りもせず、中途半端なタイミングでダイワームを選択したのがまずダメ。

次に、相手が取れる行動。ねばネにより1段階素早さが下がっているネクロズマが、悠長にボディパージを積むわけがない。それアブリボン抜けないし。攻撃してくるなら、何されるかを見るのと壁ターンを1つでも稼ぐためにウォールでいい。

最後に、相手の型を考察できなかった点。ボディパで加速する珠を持ってないネクロズマ。当然、上から制圧することを考えているはずなのに火力補強がないのはおかしい。脱出ボタンで壁まで張って、やることが加速するだけ?そんなまさか、それでレート1600越えるまで勝ち続けられる訳がない。つまり、何かしらの火力補強手段があるはずで、それは弱保かパワフルメテビ。アブリボンは弱保は踏む手段がないので、メテビは警戒して然るべきだった。これはプレミではないが、対戦中に考察しきれないのは自分が弱い点であることに変わりはない。

結論:以上3点から、あの場面はダイウォール1択だった。ダイウォールを選んでも勝てていたかは微妙なところだが、数的不利でのTODにはならなかったはず。


最後の最後にレート上を引いて、一番反省点の多い試合をしていることが情けなくてしょうがない。悔しい。


精進します。


もしここまで読んでくれた方がいたらお疲れ様でした。ありがとうございます。


変なポケモンいっぱい使っているので、他の記事も読んでもらえると嬉しいです。


ではでは。