エンペルトとたゆたうレートの波間

ポケモンのことを適当に

剣盾ランクマッチ 伝説当確世代統一③



皆さんこんにちは、ごぶりんです。

この記事は、ポケモン剣盾ランクマッチシーズン8レギュレーションでの5、6世代統一の紹介記事となります。


1、2世代の記事はこちら→https://gobrin-nagase.hatenablog.com/entry/2021/02/20/010954

3、4世代の記事はこちら→https://gobrin-nagase.hatenablog.com/entry/2021/02/21/010356

7、8世代の記事はこちら→https://gobrin-nagase.hatenablog.com/entry/2021/02/22/173609


紹介も後半です。各20戦!

第5世代から行きましょう。

以下常体。



《第5世代》

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最強の世代。

今回の企画で唯一pt変更が為されていない。それくらい欠陥が気にならなかった。欠陥がないわけではない。


【並びの変遷】

前述したように、対戦していく中で並びが変わることはなかった。

キュレムの技構成を眺めていた時にフリドラを発見し、珠両刀でヌオーやラグラージなども諸共粉砕すれば最強ではないかと考えた(この時はテラボルテージの存在を忘却しており、ヌオーに止められると思っている)。ついでに、威嚇持ち氷4倍勢が対面ダイマしてきても、こっちがダイマせずに処理できれば爆アドじゃん!とかいう頭悪い考えを持ち、Cにガッツリ振ることを決意。物理火力が足りなくなりそうな予感がしたのでステロ撒きにテラキオンキュレムが苦手なザシアンをわからせるウルガモス、雑に強いナットレイランドロス、貯水匂わせブルンゲルを採用してptが完成した。


【戦績】

15-5

ヤバい。勝率75%は普通にヤバい。

負けている5戦のうち4戦がエスパー伝説にやられているので、ブルンナットを上手いこと変えることができれば更に勝率が伸びると思う。


【個別紹介】

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ブルンゲル@ナモ

性格:図太い

特性:呪われボディ

実数値(努力値):205(236)-×-134(252)-106(4)-126(4)-82(12)

技構成:熱湯、地下水、鬼火、身代わり


エースバーンを対面から誤魔化す枠。ナットレイが良く分からないっていうのは、多分倒し方のことなんだろうなぁ……。挑発がないとね。

調整は、BがA168エースバーンの珠ダイアークを身代わり分のHPを残して耐え、身代わり後の地下水による回復で-1ダイアークを耐えられる程度のライン。

エースバーン相手にこのムーブをしていない。こいついっつも調整先の相手してねえな。

しかし、エースバーンを意識した調整のおかげで奴に怯えずに選出することができ、活躍しているので悪くない選択だった。

1度2タテしている。


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ナットレイ@お盆

性格:呑気

特性:鉄の棘

実数値(努力値):180(244)-119(36)-198(228)-×-136-22(最遅)

技構成:ジャイロ、ウィップ、地均し、宿り木


陰キャポケモン。USMまでは1度も使ったことがない敵だった。めざ炎エンペルトで焼き払わなきゃ……。実は今もそんなに好きじゃない。

調整は、A222ザシアンの+1インファを7/8耐え。

地均しをザシアンに当てることで、ウルガモスランドロスが上を取れるようになるため採用した。B-1ザシアンでもジャイロボールで倒せないので、なるべく地均しを押す。

一番の役割は、レヒレを削ること。

このptのレヒレの突破手段はウルガモスとブラックキュレムだが、ダイマで殴り合われるとかなり厳しいのでダイマを躊躇させるために削れると最高。裏次第でウィップか宿り木を押す。

選出率はブルンゲルより少し良い程度。2体ともかなり低い。ナットレイは信用しておらず、ブルンゲルはより刺さっているポケモンを投げたくなるため。


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ウルガモス@残飯

性格:控えめ

特性:炎の身体

実数値(努力値):161(4)-×-86(4)-176(36)-156(244)-148(220)

技構成:炎舞、ギガドレ、蝶舞、身代わり


大好き。昔からずっと信用してる。

調整は、DがC125ポリゴン2のトライアタックを身代わりが5/16耐え、Sが+1で最速ザシアン抜き、Cが+1炎舞でH167D136ザシアンを確定。

ポリゴン2を憎悪していた過去の自分が定期的に顔を出すのだが、今回もそれ。

このptでポリゴン2は1度も見ていないが、他の世代の時に数回対戦した感じからすると、今のポリゴン2は放電、冷ビ、イカサマ、自己再生の構成が多い印象だったので起点にしやすそう。

身代わりはポリゴン2を起点にするために採用したが、こちらの最後のダイマターンをダイウォールで枯らしてくる相手のダイマターンを枯らすことにも役立つ良い技。

接触技で何回も殴られたのに特性が発動しなさすぎて、1度虫の知らせだと勘違いした相手がラス1ミュウツーで降参するという面白い出来事があった。さざめきなんて覚えてないんだよなぁ……。

選出率はブルンナット以外の4体が高すぎるために比較できない。


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テラキオン@襷

性格:陽気

特性:正義の心

実数値(努力値):166-181(252)-110-×-111(4)-176(252)

技構成:インファ、ロクブラ、地震、ステロ


pt唯一のステロ撒き。

ロクブラいっぱい当ててくれて偉い。初手ダイジェットケアでがんぷうが欲しい場面もあったので、地震を切ってもいいかもしれない。地震が欲しい相手はギルガルドくらいのもので、岩技のない特殊ギルガルドウルガモスの餌なので一考の余地あり。

取り敢えず初手に投げる、という考え方はしないようにしていた。2体目に投げてストッパーにしたり、サンダーと殴り合うダイマ要員にしたりと臨機応変に立ち回ることを心掛けていた。


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ランドロス@ラム

性格:陽気

特性:威嚇

実数値(努力値):164-194(228)-110-×-112(92)-148(188)

技構成:地震、空を飛ぶ、岩雪崩、剣舞


強い。

調整は、Sが+1で最速ザシアン抜き。

ランドロスは無振りでもA244ザシアンのきょじゅうざんを確定で耐えるので余りをDに振った。

ダウンロード対策も兼ねていたが、よくよく考えると1加速後に最速スカーフカイオーガに抜かれるのは弱すぎるので、最速まで伸ばした方が強いと思う。

こうして、結局中途半端な調整はなかったことになり、ぶっぱ振りになっていくのである。

カバルドンが初手でステロを撒いてきそうな時は積極的に初手に投げて剣舞し、ぶち抜きを狙う。


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ブラックキュレム@珠

性格:寂しがり

特性:テラボルテージ

実数値(努力値):201(4)-220(76)-108-163(180)-111(4)-146(244)

技構成:逆鱗、フリーズドライクロスサンダー、龍舞


ヤベーの。

調整の内容に自信がないわけではない。

調整は、CがH170D101ダイマボーマンダフリーズドライで確定、最速80族抜き。B下降補正にしたことで、地味にダウンロード対策ができている点も気に入っている。

無補正ぶっぱと同じくらいの攻撃力があるので、相手に陽気だと誤認させられるかもしれない。

龍舞後にランドロスボーマンダに威嚇されてしまうと、氷柱針個体ではダイマを切らないと処理が安定しなくなってしまうが、フリーズドライならダイマを切らずに安定した処理ができる。

キュレムはザシアンに弱く、有効打が大地の力か晴れウェザボくらいしかない。そのためなるべくダイマを切らずに戦いたいという願望が、ガチ両刀珠キュレムとかいう魔物を生み出した。

思った以上に動かしやすくて面白かった。

ブラックキュレムでフリドラは読まれないので、ラグラージ入りには初手から投げることで3-2の有利な状況を作り出せることが多かった。

物理氷技がないためにサンダーとの相性が微妙なので、その点は気をつけて立ち回る必要があった。


【外された子】

いない!すごい!


【総評】

最強だった。流石、世代を通して対戦のためだけに生み出されたようなポケモンが多いだけのことはある。

ptに変更を加えるなら、ブルンゲルをスカーフサザンドラにすると良いのかな?という感じ。

このptの明確な弱点として、メタモンが挙げられるので、メタモン入りには安易に積まないようにしていた。



《第6世代》

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想像以上に強かった世代。

良い方向に予想が裏切られた。ジガルデヤベェなって。


【並びの変遷】

最初はエレザードの代わりにゴロンダが入っていた。

ポリゴン2に対する根深いトラウマが原因だったが、ポリゴン2ケアがもう1体いることと、高速ポケモンファイアローしかいないことが気になり、4戦終了時点でゴロンダを外すことにした。

現在使用可能な第6世代のポケモンでS種族値が100を上回っているのは、他にはニャオニクスエレザードルチャブルデデンネオンバーンの5種しかおらず、その中で最も用途に適していたエレザードを採用してptが完成した。

個人的には、あとはアマルルガを変えるかどうか、というくらいの完成度。


【戦績】

3-1→14-6

大体、ジガルデで3タテして勝ってる。

負けたうちの2戦と3戦はそれぞれ似たような展開で負けているので、それを埋める立ち回りをすれば勝てたと思う。強気にプレイできなかった。


【個別紹介】

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ファイアロー@アッキ

性格:陽気

特性:炎の身体

実数値(努力値):161(60)-101-122(244)-×-89-189(204)

技構成:アクロバット、挑発、鬼火、羽休め


以前、鎧の孤島で解禁されたポケモンのみで世代統一を組んだ際の個体を流用した。

その頃からのお気に入りの型ではあるのだが、自覚がない。

俺が持っているポケモンの「ほのおのからだ」という特性は「ゆたんぽボディ」の表記ミスに違いないので、鬼火を採用している。なのにそれも外しまくる。

1度、ウオノラゴンナットレイミミッキュの並びを交代読み鬼火を外しまくった上で完封しているので、ハマれば強い型であることは間違いない。

悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打を受けて燃やせずに負けてしまう展開が3回あったのと、ミミッキュファイアローを受け出して燃やせずアッキを食べた後、鬼火を読まれてムゲンダイナに引かれて一貫を取られて負けた対戦が2回あった。

ぶっちゃけ前者は鉢巻でないことに期待するか1発で燃やすくらいしかないが、後者はムゲンダイナ交代読みエレザード交代で不利ではない展開を作れたので、自分の直感を信じて強気に動くべきだった。

特殊ポケモンには鬼火を外さない有能(嫌味)。


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ドラミドロ@チョッキ

性格:控えめ

特性:適応力

実数値(努力値):159(148)-×-111(4)-154(180)-158(116)-72(60)

技構成:ヘドウェ、流星群、気合玉、クイックターン


マジカルフレイム寄越せ。

調整は、Sが4振り50族抜き。残りは全体的にいい感じになるように振り分けた。

特に語ることがない。

気合玉で少し削ったカイオーガをダイドラグーンで倒せなかった時は泣いた。あそこで落とせていれば勝てていたのに……悔しい!

ドラゴンタイプの癖にナットレイに不利を取るのが本当に良くない。でもレヒレに強いから使っちゃうビクンビクン。


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エレザード@襷

性格:臆病

特性:砂隠れ

実数値(努力値):137-×-72-161(252)-115(4)-177(252)

技構成:10万ボルト、波乗り、蛇睨み、光の壁


多分、この特性で使われるのは珍しい。

基本的にエレザードは耐性を増やせる乾燥肌で採用されることが多いため、ダイバーンダイロックで無理やり襷を貫通しようとしてきたり、カバルドンバンギラスで襷を潰そうとしてくる人が多い。

そういったプレイングを逆手に取るための砂隠れエレザード

一番の仕事は、ムゲンダイナに麻痺を入れること。最悪、壁を貼ることでジガルデはムゲンダイナの眼鏡ダイマックス砲を耐えるのでそれでどうにかする。

ジガルデのサポートをこなしつつ、上から打点を押し付けやすいのでかなり動かしやすかった。蛇睨み読みの身代わりを永遠に警戒していた。


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アマルルガ@残飯

性格:控えめ

特性:雪降らし

実数値(努力値):209(84)-×-93(4)-150(140)-144(252)-82(28)

技構成:フリドラ、原始、大地、アンコ


ポリゴン2に怯える病気の産物。

調整は、Sが4振り60族抜き。

ポリゴン2がジガルデに強く出られるので、冷ビを誘って受け出して、アンコールで分からせてやろうとか考えていた。ポリゴン2を見てない。

ptで唯一ヌオーに弱点を叩き込めるポケモン。ホウオウ入り受けサイクルみたいなptと単体でサンダーがキツかったので、この枠をイジる選択肢はアリだと思う。

あまり上手く使ってあげられなかった。


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ニンフィア@眼鏡

性格:控えめ

特性:フェアリースキン

実数値(努力値):182(92)-×-117(252)-166(164)-150-80

技構成:ハイボ、ショック、マジフレ、破壊光線


どこぞの知り合いから大量に送りつけられているイーブイが余っていたので進化させた。

調整は、A187ボーマンダの珠ダイジェット確定耐え。

破壊光線は、受け出されるポケモンを読むのに疲れた時に適当に押す。

威力は本当にすごい。


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ジガルデ@カゴ

性格:慎重

特性:スワームチェンジ

実数値(努力値):191(60)-122(12)-142(4)-×-154(196)-145(236)

技構成:サウザンアロー、スケショ、蜷局を巻く、眠る


想像の5倍は強かったポケモン

調整は、スワチェン後に最速70族抜き。

ファイアローの鬼火やエレザードの蛇睨みから起点を作り、蜷局を巻き巻きしていく。

ジガルデ1体で3タテした経験も多く、かなりのポテンシャルを持っているポケモンだと感じた。

サウザンアローの「飛行・浮遊にも攻撃が当たり、撃ち落とし状態にする」という効果をご存知でない民が多く、イージーウィンを量産していた。ヌオーと冷パンバンギラス以外の受けルのコマに強いのが優秀。


【外された子】

ゴロンダ@ラム

性格:意地

特性:鉄の拳

実数値(努力値):191(164)-192(244)-99(4)-×-100(68)-82(28)

技構成:ドレパン、ダッシュ、冷パン、バレパン


ゴロンダを見たらレヒレが受け出されると思っていたのでそこ意識のダストシュート。ほとんど使ってない。そもそもゴロンダをほぼ選出してない。


【総評】

ジガルデの性能の高さが想像以上だった。

交代読み交代を積極的に仕掛けられず、勝ち筋を自分から捨てていたのは反省すべき点。

今後は、読めているのなら行動に移していきたい。殺意増し増しで戦え。



・この記事のまとめ

どちらも強い世代でした。

第5世代は、伝説ポケモンを選出しなかったこともままあったように思います。逆に第6世代は、ほぼジガルデを選出していました。

ptによっては伝説による選出誘導を活かし、相手の対策枠を腐らせる選出が有効であることを学びました。

今回は妙な調整をしている個体が少ないので、他のptに流用できる可能性も高いと思います。良かったら育成してみてください。



今回はここまでとなります。

質問などあれば、Twitterでも記事へのコメントでもご自由にどうぞ。

次回は最後、伝説当確世代統一④、第7世代と第8世代の構築記事でお会いしましょう。